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 地域資源紹介

印刷製本製品

印刷製本製品

指定されている場所:板橋区

板橋区の印刷製本業は、全国トップクラスの製造品出荷額等を誇っています。大規模な大量生産だけでなく、薄い紙への印刷や仕掛け絵本の製作など特殊な技術を持っている印刷製本業者が多数集まっているのが特徴です。

板橋区では印刷製本製品をブランドとして掲げ、「絵本のまち板橋」としてのプロモーション活動も行っています。印刷関連の団体協議会もあり、様々な要望に応じたものを提供できる環境が整っているのが強みです。

印刷製本業が盛んな板橋区

板橋区に印刷製本業者が集まりはじめたのは第二次世界大戦後です。

それ以前は文京区や中央区に多くありましたが、都心に住宅地が増え、住工混在する中で印刷製本事業者の立地として向かなくなってきたのです。そんな中、中山道でつながっていて荒川の手前という立地の良さから、印刷所が板橋区へ次々と移転。また、板橋区で新たに創業する事業者も増えてきました。さらに、印刷・製本の機械が大型化し、より広い土地が求められるようになったのも、その勢いを後押ししました。

昭和45年には印刷関連事業者数が700件にまで達し、平成22年には製造品出荷額等が東京23区内で第一位となりました。

また、東京は世界最大の印刷分業地帯と言われています。版を作るだけ、印刷するだけ、加工するだけ等の専門業者が多数寄せ集まっています。その背景にあるのは市場の大きさです。市場が小さい地域では一通りの設備が求められますが、東京は市場が大きいため、分業の傾向が高まったのです。特に板橋区はその傾向が強く、各工程に特化した高い技術力をもった事業者が集積しています。

近年、デジタル化の流れにより需要は縮小傾向にありますが、「板橋区の印刷製本製品」として特殊なものへの強さをはじめとする特色を広く周知するとともに、事業者、板橋区印刷関連団体協議会、板橋区等が連携しながら更なる付加価値の創出をはかりたいと取り組んでいます。

主要な印刷方法のひとつ「オフセット印刷」

印刷は紙だけでなく、布、フィルム、電化製品、自動車製品、建材などありとあらゆる所に施すことができます。また、印刷の種類も、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、活版印刷、グラビア印刷、インクジェット印刷など様々です。

一例として、書籍、雑誌、カタログ、チラシなど多くの印刷物で用いられている主要な印刷方法のひとつ、オフセット印刷の流れを紹介します。製版、印刷、加工の手順で仕上げます。

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